篠場(ささば)集落団結力はピカイチ!篠場は戸数19戸、人口は50人に満たない上久下ではもっとも小さな集落です。南北に切れ込んだ谷あいにあり、東西を山に囲まれています。 人口が少ないので草刈りや清掃作業などもたいへんですが、みんなで力を合わせて頑張っています。 人数が少ない分、住んでいるみんなはお互いに気心が知れていて、お祭りやもよおし、球技大会、体育祭などでの 団結力(成績ではありません)はピカイチです。 休耕田でソバ栽培農業の担い手がどんどん減り、どこの集落でも休耕田や放棄田が増えています。 篠場では、少しでも荒れていく農地を保全しようと、平成20年から休耕田を利用してソバの栽培 をはじめました。 栽培品目にソバを選んだ理由は、つぎのような単純なものです。
種まきや刈り取りの作業は公民館が中心となり、集落内の若い人たちのボランティアで行いました。 12月には収穫感謝祭(新ソバの試食会)を行いますが、みんなで汗を流して収穫し、自分たちで打ったソバの味はまた、格別です。 ソバ打ちの経験者は誰ひとりいなかったので、なさけない話ですが最初は解説書をたよりに悪戦苦闘しました。しかし何回か経験を重ねる内に、 みんなだいぶ上手になりました。 行事・もよおし篠場には市指定の文化財「五輪塔」があります。 毎年6月、第1週の日曜日には「さなぶり」をかね、 五穀豊穣を祈って五輪塔祭りが開かれます。この日は五輪塔をおまつりし、神社に早苗やかしわ餅、お神酒 をお供えして、子どもたちからお年寄りまで村中の人があつまって、食事をしながら農作業の労をねぎらいます。 このほか、年間行事として次のようなもよおしがあります。
※ 「さなぶり」とは、田植えが無事終了したことを感謝し、豊作を祈るおまつりのことです。 |